My Rhino beetle"King" …Let him go, set him free!

September 12, 2014

 

初めてカブトムシの幼虫をもらって育てた今年の夏。
息子はカブトムシにKingと名付けて毎日観察していました。
幼虫をくれたお友達が「オスは少ないんだよ。良かったね。
メスをあげる。結婚させてね。」と言ってメスのお嫁さんを
くれました。息子は「これでKingは寂しくないね。
二人で仲良くするんだよ。」と言って毎日嬉しそうに
観察していました。
どんな風に飼育したら良いのか分からないので、
お友達を見つけては色々質問して、カブトムシが元気で
いられるよう世話をしました。
そして9月11日、メスが卵を産みながら力尽きました。
いつも色々教えてくれるお友達に、
「ねぇ、これは死んじゃったのよね?」と見せると、
「あぁ~、死んでる。もう少しで卵産めたのに。」
「わかった。オスは元気かな?」
「うん、すごい元気。大丈夫。」と言うので、
息子とホッとしました。
息子がお墓を作ろうと言うので、早速庭の隅っこに埋めました。

実は9月11日は私の誕生日。この日の朝、息子に
「ママ、ごめんね。まだお誕生日プレゼント無いんだ。
パパとアクセサリー買いに行くからちょっと待っててね。」
と言われたので、「ありがとう。でもプレゼントはいらないよ。
ここに最高のプレゼントがあるから、何もいらないの。
あなたが生まれて来てくれたことが最高のプレゼント。
毎年元気にいてね。それがママの誕生日プレゼントだよ。」
という話をしていました。

カブトムシをお墓に埋めた後、息子はまるで何もなかったかの
ようにテレビを見たり遊んだりしていました。
その日の夜、息子に「今日からkingひとりぼっちだね。
寂しいだろうね。」と話しかけると、突然息子がわぁ~っと
泣き出しました。
「このままkingひとりで死ぬんだね。あんな小さなケースに
閉じ込めてたら可哀相だね。一度も飛ばないで死んじゃうんだ。
山に連れて行ったら飛べるかなぁ。ママ山に返そうかな。」
息子は泣きながら「山に返す。山に返す。」
「じゃあ、明日ママゆらりっこの山に行くから、
カブトムシ返しておくね。」
「だめ!僕がする。僕がKingを連れて行く!」
「分かった。じゃあ幼稚園から帰ってきたら、
すぐにゆらりっこの山に行こう。」

ようやく泣き止んだ息子がポツリと言いました。
「僕もいつかおじいちゃんになって死ぬんでしょ?」
下を向いたまま聞く息子にこう答えました。
「そうだよ。人間は必ずいつか死ぬんだよ。
だから生きるんだよ。思いっきり生きるんだよ。
ママね人生でいちばん大切なことがやっと分かったんだよ。
それは生きることだよ。」
息子は「うん。うん。」と言っていました。
どう感じたかな。何を感じたかな。
5歳だけど色々なことを考えているんだなぁ。

翌日Kingをゆらりっこの山に放しました。
卵は栄養たっぷりの場所に埋めました。
「Kingはここで死んでも土になって山にかえるね。
来年Kingの子供に会えるね。」
息子は納得した顔で言いました。
この夏、またひとつ成長した顔でした。

この出来事が今年の私の誕生日プレゼント!

 

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